貸家×オガファーザー
2019年08月29日
杉並区にあるTさんの所有する貸家
築40年とは思えない外観と内装である
それは何故かと言えば新築時、親戚の設計士
さんが機能的にデザインしていたので今でも
全く古臭く感じない設計となっている
さらに所有者のTさんは4年前に内装、外装の
大規模リフォームを行い本格的に貸家として
この家は第2の人生をスタートしたのだ
内装の目玉は壁紙にドイツで150年の歴史があ
るオガファーザー を使用した点だ
借主が入れ替わるたびに塗装をして綺麗にで
きる
20回以上塗り替えが出来る上、ゴミが出ない
と言うエコ商材を選んでくれたTさんの環境意
識の高さが伺える
木造住宅×温暖化×働き方改革
2019年08月10日
元号が平成から令和に変わっても夏の暑さは変わりませんね
最新の木造住宅では断熱材の向上、全館空調の導入などによって快適な室内環境が実現されています
ところが全く変わっていないのが施工環境です
2019年8月9日、都内戸建て2階の室内温度は午前中で32度、午後には35度、湿度は約60%でした
一部の職人さんは自衛隊並みの体力がありますが、中には新人、年配者、持病がある方など家づくりには多様な
人々が携わるのが現実です
そこで私は夏期(7,8,9月)の施工環境の改善を提案します
1.個人レベルの暑さ対策
- 空調服(1万円~2万)・・・1セットでは間に合わない
- 水冷冷水ベスト(4万円~)・・・高価すぎて手が出ない
- 保冷剤ベスト(5千円~)・・・2、3時間しか持たない
2.建設会社レベルの暑さ対策
- スポットクーラー
- 大型扇風機
実際、上記1のみでは個人の負担が大、焼け石に水と言わざるを得ません
上記2導入のメリット
- 熱中症による労災事故の予防
- 作業の効率化(工期の遅延防止)
建築業界は今後さらに人材不足が加速します
仮に若者たちから木造建築の職人はカッコイイ!と思って入社しても現場環境が厳しければ
長続きはしないでしょう
木造建築の未来の為に関係者が一丸となって
現場環境の整備に取り組みましょう