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木造住宅×温暖化×働き方改革

2019年08月10日

元号が平成から令和に変わっても夏の暑さは変わりませんね

最新の木造住宅では断熱材の向上、全館空調の導入などによって快適な室内環境が実現されています

ところが全く変わっていないのが施工環境です

2019年8月9日、都内戸建て2階の室内温度は午前中で32度、午後には35度、湿度は約60%でした

一部の職人さんは自衛隊並みの体力がありますが、中には新人、年配者、持病がある方など家づくりには多様な

人々が携わるのが現実です

そこで私は夏期(7,8,9月)の施工環境の改善を提案します

1.個人レベルの暑さ対策           

  • 空調服(1万円~2万)・・・1セットでは間に合わない
  • 水冷冷水ベスト(4万円~)・・・高価すぎて手が出ない
  • 保冷剤ベスト(5千円~)・・・2、3時間しか持たない

2.建設会社レベルの暑さ対策

  • スポットクーラー
  • 大型扇風機

実際、上記1のみでは個人の負担が大、焼け石に水と言わざるを得ません

上記2導入のメリット

  1. 熱中症による労災事故の予防
  2. 作業の効率化(工期の遅延防止)

建築業界は今後さらに人材不足が加速します

仮に若者たちから木造建築の職人はカッコイイ!と思って入社しても現場環境が厳しければ

長続きはしないでしょう

木造建築の未来の為に関係者が一丸となって

現場環境の整備に取り組みましょう